座骨神経痛対策ナビ

坐骨神経痛の種類と処置

梨状筋症候群

尾骨の上にある三角形の仙骨と大腿骨の付け根の大転子とをつなぐ筋である梨状筋が原因で生ずる鈍痛なのですが、この梨状筋の中を走っている坐骨神経が外傷や過剰な運動などによって圧迫されることで引き起こされる疾患群です。

これによって坐骨神経痛を引き起こす要因にもなります。坐骨神経が骨盤から下肢に行く経路は以下の4タイプに分類されます。そのうち85%は全ての坐骨神経が梨状筋の前を通っており、その他10%は総腓骨神経が梨状筋を貫通して脛骨神経が梨状筋の前を通っており、その他3%は総腓骨神経が梨状筋の後を通り、脛骨神経が梨状筋の前を通っており、残りは坐骨神経が神経幹として梨状筋を貫通しています。

緩んだ梨状筋が大坐骨孔(骨盤の側壁と前壁をつくる骨で腸骨・坐骨・恥骨が互いに癒合した大坐骨切痕は、三角形をした強大な靱帯である仙結節靱帯と仙棘靱帯によってその下方を閉ざされて大坐骨孔になります)の限られた間隙に対して一杯に納まっているときにそれが短縮または収縮してしまうとそれに関わる神経や血管などが圧迫されることは避けることができません。

そこへもって大きな筋が孔を塞いでいるためにそれが活性のトリガーポイントによって収縮することで筋膜に関連する痛みに加え、神経および血管の圧迫という症状を招きます。そのことは坐骨神経と梨状筋との位置関係によって影響を受ける部位も異なってきます。

その痛みが起こる場所としては脊柱に沿った大きい支持筋肉、左右の大腿部の付け根にある溝の内側にある下腹部の中央にある三角形状の部分、左右の大腿と臀部で囲まれる骨盤の出口全体、殿部、腰の部位,大腿部の背側面とふくらはぎ、足部および排便時の直腸などについて報告されています。